自然の恵み、わかちあい。

梅干しと健康

梅干しは日本の伝統的な食品で、健康に良いとされる効果や効能がたくさんあります。梅干しには、疲労回復、整腸作用、血糖値抑制、骨強化、美容効果、脂肪燃焼、ウイルス対策などの効果が期待できます。これらの効果は、梅干しに含まれるクエン酸、エポキシリオニレシノール、オレアノール酸、ウバオール、コロソリン酸、梅リグナン、バニリン、梅ポリフェノールなどの成分によるものです。
クエン酸は、疲れの原因となる乳酸を体の外へ排出してくれるので、体のだるさや肩こり解消にも効果があると言われています。エポキシリオニレシノールは、悪玉菌の増殖を抑制してくれます。この働きにより、お腹の調子を整えてくれる整腸作用が期待されます。オレアノール酸は、血糖値の上昇に関連づけられる酵素の働きを抑制してくれるそうです。ウバオールやコロソリン酸は骨の強化に効果ありとのこと。梅リグナンは強い抗酸化力を持っているので、アンチエイジング効果や美容効果が期待されます。バニリンは脂肪細胞を刺激して燃焼につなげてくれるそう。梅ポリフェノールが新型コロナウイルスに対する阻害効果を持っていることが明らかになったそうです。

梅干しは毎日食べることで元気に過ごせる食品ですが、食べ過ぎると塩分の摂り過ぎになり、血圧や胃に悪影響を及ぼす可能性があります。梅干しの適量は、1日に1〜2粒程度と言われています。梅干しは、緑茶やシラスなどと一緒に食べると、さらに効果が高まるといわれています。梅干しを食べる際には、塩分量に注意して食べすぎないようにしましょう。梅干しを正しく食べて、健康的な生活を心がけることが大切です。